「アイミーブの満充電での走行可能キロ数がナゼ変わるのか」について
「アイミーブの満充電での走行可能キロ数がナゼ変わるのか」
電気自動車の走行可能距離は、様々な要因によって大きく変動します。三菱アイミーブ(i-MiEV)の場合も例外ではありません。満充電時の走行可能距離が変化する理由を理解することは、EVオーナーにとって重要です。
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目次
1. カタログ値と実走行距離の差
2. 走行環境の影響
- 気温と空調使用
- 走行ルートと速度
3. バッテリーの経年劣化
4. 運転スタイルの影響
5. 充電方法と充電状態
6. 車載コンピューターの計算方法
アイミーブの満充電での走行可能キロ数が変わる理由について、各トピックごとに詳しく説明します。
1. カタログ値と実走行距離の差
カタログに記載されている走行可能距離は、理想的な条件下で測定された値です。実際の走行では、様々な要因により、この値よりも短くなることがあります。カタログ値は一つの目安であり、実際の使用状況によって大きく変動する可能性があります。
2. 走行環境の影響
気温と空調使用
気温は電気自動車の走行距離に大きな影響を与えます。寒冷時にはバッテリーの性能が低下し、暖房の使用も電力を消費するため、走行可能距離が短くなります。一方、夏季の高温時には冷房の使用が電力消費を増加させ、同様に走行距離を減少させます[1]。
走行ルートと速度
走行ルートや速度も走行可能距離に影響します。高速道路での連続走行は、バッテリーに負荷をかけ、劣化リスクを高めます[3]。また、頻繁な加減速や上り坂の多いルートでは、より多くの電力を消費するため、走行可能距離が短くなります。
3. バッテリーの経年劣化
電気自動車のバッテリーは、使用とともに徐々に劣化します。一般的に、8年または16万km程度で新品時の7割程度の性能まで劣化すると言われています[1]。この劣化により、満充電時の走行可能距離は徐々に短くなっていきます。
4. 運転スタイルの影響
運転スタイルは走行可能距離に大きく影響します。急加速や長時間の高速走行、頻繁な使用は充放電回数を増やし、バッテリーの劣化を早めます[1]。一方、穏やかな加速と減速、適切な速度維持は、電力消費を抑え、走行可能距離を延ばすことができます[2]。
5. 充電方法と充電状態
充電方法もバッテリーの性能と寿命に影響します。急速充電は便利ですが、頻繁な使用はバッテリーに負荷をかけ、劣化を早める可能性があります[3]。また、満充電状態での長期放置や完全放電状態での放置もバッテリーの劣化につながります[1]。適切な充電管理として、20〜80%の範囲で充電することが推奨されています[3]。
6. 車載コンピューターの計算方法
車載コンピューターは、現在のバッテリー残量、過去の走行パターン、現在の走行条件などを考慮して、走行可能距離を計算します。しかし、この計算は常に変動する要因に基づいているため、実際の走行距離とは異なる場合があります。特に、走行条件が急激に変化した場合、表示される走行可能距離も大きく変動することがあります。
これらの要因により、アイミーブの満充電での走行可能キロ数は常に変動し、カタログ値とは異なる実際の走行距離となります。電気自動車の特性を理解し、適切な使用と管理を行うことで、より効率的な運用が可能になります。
あとがき
3日前外気温度13ー5度もあったのに、昨日から7度になり、
さすがいままで満充電で129kmが117kmに変化していた。
劣化もあるが気温も影響が大きいなと感じます。
Citations:
[1] https://www.byd-japan.com/post/ev-service-life
[2] https://drive.mynsworld.com/how-to-drive-an-electric-car/
[3] https://carsmora.com/article/detail/10001541
[4] https://media.rebglo.co.jp/n/na7b602e7a082
[5] https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53035710W9A201C1000000/
[6] https://ev2.nissan.co.jp/OWNER/QUESTIONS/DETAIL/1386/
[7] https://www.shindengen.co.jp/column/vol28/
[8] https://www.test-navi.com/jp/seminar/book/33_automaticDriving/index.php